浜松市北区「柴犬専門犬舎」の日常

この記事は下書き順で以前「かな」が引佐に来た時のものです。静岡支部展が開催される前にシャンプーをということでお見えになられました。そろそろヒートが来そうな感じなのか、この日の状態はとても良く見えました。この後日に開催された静岡支部展では上位入賞をされ飼い主様も喜んでおられました。





一般的によく言われますし質問もありますが、メス犬はヒートの際に袴毛のあたりが汚れます。その際にシャンプーを依頼されることもありますが、ヒート中はあまりシャンプーをしない方がいいのです。ヒート中は陰部が通常時より少し膨らみ柔らかくなりますので、陰部から雑菌が入りやすいことがあります。ヒートで汚れた毛の部分は手拭いなどで綺麗にしてあげる程度でいいと思います。
話はそれましたが、まだヒートを迎えていない「かな」のシャンプーの様子です。












いつも通り、大人しくシャンプー・肛門線絞り・爪切りと済ませました。メスも色々と個体差がありますが、「かな」はヒートが近くなるとお腹を壊したりし易い犬です。犬によっては、食欲がなくなったりとか、少し神経質になったり、頻尿みたいにオシッコの回数が多くなったり、何にしてもいつもと違う行動をとったりする事が多いですね。もちろん、全く普段と変化の無いメスもいる場合もあります。
考えて見れば、犬より人間の方がヒートに関してはデリケートだと思います。犬も人間も子を宿すための生理現象なので当然と言えば理解出来ます。ただ一般の家庭犬をお飼いになっている方にお伝えしたいことは、避妊手術を行えばメス犬はヒートが来ません。しかし、本来ヒートがあることで形成されるホルモンのバランスが無くなる訳ですので、肥満や性格の変化、神経質になりやすいなどと良く耳にします。また、手術を行う時期も多少影響があります。獣医師は皮膚の柔らかい若い（又は幼い）時期を勧めて来ることが多いです。
あくまでも当犬舎の私見ですが、骨格など形成されある程度体が出来上がって以降が一番ベストでは？と個人的に思っています。年齢で１～２才の間くらいが何となく良いのではないかと思っています。




飼い主様からパンや御菓子を頂きました！今回は話題が少し反れてしまいましたが「かな」が無事に近い将来元気な子を産んでくれることを願っています。いつもお心遣い頂き感謝申し上げます。