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2017年03月01日

柴犬「茶々チャン」

先日2月26日、浜松市南区の大塚サン家にお邪魔しました。色々あって元気になって欲しかったのと、スタッフと共に「茶々チャン」に挨拶がてら私は初めてご自宅に伺いました。遠州浜からほど近い場所だけあって風が強く体感気温はかなり寒かったです。同じ浜松でも北部の我が家と南部では車の移動も1時間半も掛かりました。

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2015/06/10


柴犬「茶々チャン」


茶々チャン」は三重県の河合さんのもとで暮らしている「りゅう」の子にあたります。母犬は現在用事があって遠くの高い所におります。とても人懐っこい可愛い白柴ですが、犬は苦手なようでいつも散歩以外は家で暮らしております。
この子は大塚さんのご自宅で生まれ、現在5歳です。小さい頃から見て来たので私も愛着があります。

柴犬「茶々チャン」


茶々チャン」は警戒心が強くて私達が移動すると少し距離を置いて観察しています。飼い主様が傍に居れば平気で近寄って来るのですが慣れるまでは意識していますね。基本「りゅう」の子はテンションが高い子が割合多いのですが必ずしもみんな同じとは限りません。
そんな「茶々チャン」にはお気に入りの場所があります。ご自宅南側の「縁側」です。最近、縁側のある家が少なくなってきました。洋風の住宅工法では南面の日当たりの良い場所はリビングやダイニングなどが多く、純和風のお家で客間や床の間・仏間など、総畳の部屋の通路みたいな感覚で縁側がありますね。マンガの「サザエさん」の家みたいなイメージです。

柴犬「茶々チャン」



柴犬「茶々チャン」


冬の寒い日もこの場所は陽射しがあれば暖房はいりません。とにかく暖かいです。ここで「茶々チャン」は一日のんびり過ごしながら、家の前を怪しい人が通ればそれなりに吠えるそうです。
犬にとって日光浴はとても良い事と思います。太陽光線で「紫外線」はあまり直射させたくありませんが、朝から昼間の時間は「可視光線」が多いので犬にとっては代謝能力や新陳代謝の向上など利点が沢山あります。

柴犬「茶々チャン」


今回、飼い主様から「茶々チャン」が出産に向いているかどうか?ご質問がありました。あくまでも私の見立てですが、ヒートが年に1回あるかどうかで、出血も少なく飼い主様がなかなか確認出来づらい程の量、排卵期でもあまり身体や行動に変化が無い・・・などを伺い、正直な感想は「妊娠・出産」に向いていない可能性があるかなと答えました。
私の持論ですが、定期的に計ったかの様にヒートがあって、尚且つ掃除が大変かなという位出血も見られ、その時期には相応に陰部が充実した見た目となり、排卵期には神経質になったり、他犬の臭いに執着するような行動など、そういう部分が顕著に見られるメスは割合に安産で子犬の面倒などをよく見る傾向があるように感じます。

必ずしもメスだから子犬を産まなくてはいけないなどという事はありません。ただ、一度出産や育児を経験したメスはそうでない犬より子宮の病気になりにくいとか、母性がしっかり自立し性格が穏やかになるという説もありますが決して否定はしません。
それでも、出産や妊娠などに向いていない体質の血統の犬も多く見てきました。そういう犬に交配を施して妊娠し、出産した際に辛い思いをされた方々も多く見てきました。あまり獣医師はそういう角度で意見を述べる事が少ないので、もしご愛犬にそういう形を希望される方がおりましたら出身ブリーダーに相談すると良いと思います。

久しぶりに「茶々チャン」に会いましたが元気な様子を拝見出来て良かったです。飼い主様におかれましては色々ありましたが、これからも元気なご愛犬と充実した生活を送られることと存じます。またいつでも引佐に遊びに来て下さい!!

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Posted by 正法眼蔵荘 at 19:05 │独り言

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