「御引き渡しの予定」・・・ありません。
「現況子犬の紹介」・・・ご紹介可能な子犬はおりません。
「現況出産予定犬」・・・ありません。
2017年03月06日
足先の裏白(足袋)について
先日、こんな質問がありました。「インターネットのブリーダー紹介サイトを通じて柴犬の子犬を購入しました。サイトの画像では確認出来なかったのですが、実際にそのブリーダーのところに出向き子犬を見学しましたところ片方の前足が肘のところまで白くなっていて・・・。」
と、これ以上はトラブルのような話の内容なので割愛させて頂きます。
まず、当犬舎では購入トラブルに助長するようなアドバイスは一切出来ません。例え、個人的な意見としても子犬の購入を検討されてる方に対し当犬舎の意見によって悩ませてしまう結果になったりすれば相手様のブリーダーに対し迷惑が掛かります。
ただ、今回は一般的に色々耳にする柴犬の「ボケ白」いわゆる足先などの裏白(足袋・ソックス)について当犬舎の過去の経験を紹介したいと思います。まず、基本的に柴犬の子犬は画像のように子犬の時は足先にわずか程度の裏白があります。固体によってはまったくこの裏白が無い子犬も稀におります。

日本犬、特に柴犬は顔回り・胸・両足先や稀に尻尾の先などに白い毛の部分があります。これを裏白と言います。この境目がグラデーションのようにぼけた感じになるので通称で「ぼけ白」とも言います。
これは犬の毛色に関係なく、赤柴・黒柴・胡麻柴(白柴を除く)などの基本的な特徴の一つです。展覧会の審査においても、この裏白が拡大していたり、ボケてなかったりすれば減点要素にもなります。子犬の頃からこのような特徴が垣間見て、成犬になって通常の毛のあり方になっていきます。

ごく稀ですが、子犬の頃からこの裏白が拡大してしまう子も稀にいます。顔や胸などは成長した後に拡大することはありますが、子犬の頃に顕著に表れるのはやはり足先(特に前足)の拡大です。これを業界では「ソックス」という呼び方をしますね。

画像右手の子犬です。その右足の足先の白い部分が拡大しています。この程度の拡大(第一関節「ひじ」より下の範囲)であれば問題はありません。通常の子犬より若干裏白の拡大はありますが、おおよそ成犬になるまでに自然な感じになると見込まれます。展覧会を目指す子犬の選定においてもこの程度なら在舎させる方もいるかもしれません。

画像のこの子は裏白の拡大が大き過ぎます。さすがにここまでとなると、成犬になっても色合いのアンバランス感も否定出来ません。こういう子犬が一般でいう「ソックス」と言われます。こうなると通常のペットショップでも説明の義務も行う必要はあった方がいいですね。当犬舎では過去にこの1頭だけ前述「ソックス」が産まれました。もちろん、販売の際には「将来、このソックスの部分が白く拡大したまま成長する可能性があります。」と説明を添えました。
この裏白の拡大ですが、日本犬保存会では「裏白の退化」と言われます。ただ、病気でも何でもなくまた遺伝的なものである立証もありません。「斑」と違い、成長過程で自然になることもありますのでこれだけで犬の欠陥とは言いづらいものだと思います。当犬舎の経験では、両親・先祖に黒柴が入るとこういう子犬が出易いという感も無きにしもあらず・・・ですが、普通の赤毛一辺倒の系統であっても稀にソックスは出ますので原因などは一切判りません。
問題は、こういう裏白の拡大した子犬が商品価値として落ちるかどうか?これについては当犬舎より申し上げる事はありません。それを拘る方とそうでない方がいると思いますし、子犬を飼われる方がそれを気になるかならないかの観点のみです。ただ当犬舎が言えることは、何頭かに何頭という珍しいケースで裏白の拡大した子犬はありますよという事だけです。それが特別劣ってはいないとか斑とは違いますとしか言えません。

と、これ以上はトラブルのような話の内容なので割愛させて頂きます。
まず、当犬舎では購入トラブルに助長するようなアドバイスは一切出来ません。例え、個人的な意見としても子犬の購入を検討されてる方に対し当犬舎の意見によって悩ませてしまう結果になったりすれば相手様のブリーダーに対し迷惑が掛かります。
ただ、今回は一般的に色々耳にする柴犬の「ボケ白」いわゆる足先などの裏白(足袋・ソックス)について当犬舎の過去の経験を紹介したいと思います。まず、基本的に柴犬の子犬は画像のように子犬の時は足先にわずか程度の裏白があります。固体によってはまったくこの裏白が無い子犬も稀におります。
日本犬、特に柴犬は顔回り・胸・両足先や稀に尻尾の先などに白い毛の部分があります。これを裏白と言います。この境目がグラデーションのようにぼけた感じになるので通称で「ぼけ白」とも言います。
これは犬の毛色に関係なく、赤柴・黒柴・胡麻柴(白柴を除く)などの基本的な特徴の一つです。展覧会の審査においても、この裏白が拡大していたり、ボケてなかったりすれば減点要素にもなります。子犬の頃からこのような特徴が垣間見て、成犬になって通常の毛のあり方になっていきます。

ごく稀ですが、子犬の頃からこの裏白が拡大してしまう子も稀にいます。顔や胸などは成長した後に拡大することはありますが、子犬の頃に顕著に表れるのはやはり足先(特に前足)の拡大です。これを業界では「ソックス」という呼び方をしますね。

画像右手の子犬です。その右足の足先の白い部分が拡大しています。この程度の拡大(第一関節「ひじ」より下の範囲)であれば問題はありません。通常の子犬より若干裏白の拡大はありますが、おおよそ成犬になるまでに自然な感じになると見込まれます。展覧会を目指す子犬の選定においてもこの程度なら在舎させる方もいるかもしれません。
画像のこの子は裏白の拡大が大き過ぎます。さすがにここまでとなると、成犬になっても色合いのアンバランス感も否定出来ません。こういう子犬が一般でいう「ソックス」と言われます。こうなると通常のペットショップでも説明の義務も行う必要はあった方がいいですね。当犬舎では過去にこの1頭だけ前述「ソックス」が産まれました。もちろん、販売の際には「将来、このソックスの部分が白く拡大したまま成長する可能性があります。」と説明を添えました。
この裏白の拡大ですが、日本犬保存会では「裏白の退化」と言われます。ただ、病気でも何でもなくまた遺伝的なものである立証もありません。「斑」と違い、成長過程で自然になることもありますのでこれだけで犬の欠陥とは言いづらいものだと思います。当犬舎の経験では、両親・先祖に黒柴が入るとこういう子犬が出易いという感も無きにしもあらず・・・ですが、普通の赤毛一辺倒の系統であっても稀にソックスは出ますので原因などは一切判りません。
問題は、こういう裏白の拡大した子犬が商品価値として落ちるかどうか?これについては当犬舎より申し上げる事はありません。それを拘る方とそうでない方がいると思いますし、子犬を飼われる方がそれを気になるかならないかの観点のみです。ただ当犬舎が言えることは、何頭かに何頭という珍しいケースで裏白の拡大した子犬はありますよという事だけです。それが特別劣ってはいないとか斑とは違いますとしか言えません。

Posted by 正法眼蔵荘 at 19:05
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