「御引き渡しの予定」・・・ありません。
「現況子犬の紹介」・・・ご紹介可能な子犬はおりません。
「現況出産予定犬」・・・ありません。
2017年02月24日
開幕までの苦労
今日は愛知県より今年の春季展覧会に挑戦します石黒様のご愛犬を拝見しました。いよいよ石黒様にとってあと1ヶ月の猶予も無い状況になりましたが、これから如何に被毛を維持していくか・・・総合的な管理を考えなくてはなりませんね。
私も展覧会に積極的に参加をしていた頃はこの時期が一番ストレスを溜めていました。管理の仕方で犬の毛がダメになってしまうこともありますし、まして雨など降れば犬の身体を濡らせないのでノイローゼみたいに神経を遣っていた時期もあります。そんな今頃です。

石黒様のご所有犬で兄妹同士である「じん」と「まき」ですが、やはり懸念通り早い段階で仕上がっていた「じん」は被毛状態が下降線・・・開幕までどうのように維持して行くかが課題ですね。
そして「まき」ですが、この子は顔の表現に時間を要するタイプと思って壮・成犬まで辛抱かな?と感じていたのですが、十分な成長を遂げていました。父犬の「まる」と同じ成長曲線です。

「まき」が主力になるかも知れませんね。この子は現在の状態でマックス手前ですので、このままの状態を維持し開幕を迎え、その頃に恐らくヒートが予想されますので被毛は逆に良くなり吹き過ぎる心配の方が高いです。
ただ、身体がヒートが近いせいか充実感が強くなり脂肪が付きやすい状態なので、運動量を増やして少し絞り気味に持って行きたいです。今の時点で若干丸いので、それをマックスとしてこれ以上身につかないようにアドバイス致しました。


2頭共にいつも以上に体高測定と口中検査の練習をしました。ただこればかりは本番でどうかるか、その場にならないと分からない場合も多々あります。それでもこの様な練習を日頃から行っておく事は決してマイナスにはなりません。地道な苦労も時に報われることもあります。
展覧会に臨む犬、オーナー共にこの時期は皆様苦労が多いです。石黒様の話に関連して、今回は時折質問を受ける「被毛の管理」について触れたいと思います。
展覧会に挑戦する犬に限らず日本犬は年に大きな抜け毛(いわゆる換毛)が必ず一度はあります。春から夏、もしくは夏から秋に掛けて季節に対応する衣替えみたいなものです。
しかし、それと別に小まめに下毛が抜けたりする事もあります。血統によっては年に数回くらい下毛が異様に抜けるタイプもあります。原因は、気温・湿度・雨で濡れることで蒸れてしまった・高カロリーな食べ物を接食した・ストレス・皮膚炎・運動不足など色々な外的要因が考えられます。
しかし、前述のような環境・状況でも被毛に変化が少ないタイプの柴犬もおります。剛毛がしっかり太く色素がしっかりしたタイプの犬は、このような不定期な抜け毛が割合少ないと聞いたことがあります。
普段の管理のなかで抜け毛を防ぐことは基本的に不可能ですが、与えるエサをコントロールさせたり、少し糖分を足したり、運動量を増やしたり、雨に当たらないようにしたり、ストレスを与えないような管理をしたり、常駐場所の湿度や気温を適切に保つことで抜け毛の進行を遅らせたりする調整は一部可能な場合もあります。展覧会を目指す犬だけでなく、アレルギーなどの皮膚疾患を持っている愛犬にもこのような管理は有効であると思います。犬の抜け毛は皆様も苦労が多いと思いますが、一般の飼い犬の方はシャンプーを多めに行いどんどん抜けてしまう毛を落としてしまうのがベストかもしれませんね。

石黒様のお仲間のご自宅で栽培している「しいたけ」を頂きました!早速、オーブンで焼いてお酒のつまみに頂きました。いつもお心遣い賜り感謝申し上げます。
私も展覧会に積極的に参加をしていた頃はこの時期が一番ストレスを溜めていました。管理の仕方で犬の毛がダメになってしまうこともありますし、まして雨など降れば犬の身体を濡らせないのでノイローゼみたいに神経を遣っていた時期もあります。そんな今頃です。
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2017/01/25

石黒様のご所有犬で兄妹同士である「じん」と「まき」ですが、やはり懸念通り早い段階で仕上がっていた「じん」は被毛状態が下降線・・・開幕までどうのように維持して行くかが課題ですね。
そして「まき」ですが、この子は顔の表現に時間を要するタイプと思って壮・成犬まで辛抱かな?と感じていたのですが、十分な成長を遂げていました。父犬の「まる」と同じ成長曲線です。

「まき」が主力になるかも知れませんね。この子は現在の状態でマックス手前ですので、このままの状態を維持し開幕を迎え、その頃に恐らくヒートが予想されますので被毛は逆に良くなり吹き過ぎる心配の方が高いです。
ただ、身体がヒートが近いせいか充実感が強くなり脂肪が付きやすい状態なので、運動量を増やして少し絞り気味に持って行きたいです。今の時点で若干丸いので、それをマックスとしてこれ以上身につかないようにアドバイス致しました。


2頭共にいつも以上に体高測定と口中検査の練習をしました。ただこればかりは本番でどうかるか、その場にならないと分からない場合も多々あります。それでもこの様な練習を日頃から行っておく事は決してマイナスにはなりません。地道な苦労も時に報われることもあります。
展覧会に臨む犬、オーナー共にこの時期は皆様苦労が多いです。石黒様の話に関連して、今回は時折質問を受ける「被毛の管理」について触れたいと思います。
展覧会に挑戦する犬に限らず日本犬は年に大きな抜け毛(いわゆる換毛)が必ず一度はあります。春から夏、もしくは夏から秋に掛けて季節に対応する衣替えみたいなものです。
しかし、それと別に小まめに下毛が抜けたりする事もあります。血統によっては年に数回くらい下毛が異様に抜けるタイプもあります。原因は、気温・湿度・雨で濡れることで蒸れてしまった・高カロリーな食べ物を接食した・ストレス・皮膚炎・運動不足など色々な外的要因が考えられます。
しかし、前述のような環境・状況でも被毛に変化が少ないタイプの柴犬もおります。剛毛がしっかり太く色素がしっかりしたタイプの犬は、このような不定期な抜け毛が割合少ないと聞いたことがあります。
普段の管理のなかで抜け毛を防ぐことは基本的に不可能ですが、与えるエサをコントロールさせたり、少し糖分を足したり、運動量を増やしたり、雨に当たらないようにしたり、ストレスを与えないような管理をしたり、常駐場所の湿度や気温を適切に保つことで抜け毛の進行を遅らせたりする調整は一部可能な場合もあります。展覧会を目指す犬だけでなく、アレルギーなどの皮膚疾患を持っている愛犬にもこのような管理は有効であると思います。犬の抜け毛は皆様も苦労が多いと思いますが、一般の飼い犬の方はシャンプーを多めに行いどんどん抜けてしまう毛を落としてしまうのがベストかもしれませんね。

石黒様のお仲間のご自宅で栽培している「しいたけ」を頂きました!早速、オーブンで焼いてお酒のつまみに頂きました。いつもお心遣い賜り感謝申し上げます。
Posted by 正法眼蔵荘 at 19:05
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