「御引き渡しの予定」・・・ありません。
「現況子犬の紹介」・・・ご紹介可能な子犬はおりません。
「現況出産予定犬」・・・ありません。
2016年06月01日
柴犬の目の色
先日、実に興味深い質問がオーナーメールにありました。個別返信は既にお答えしましたが、稀に聞かれる質問なので紹介したいと思います。
「現在、2歳になるオスの柴犬を飼っていますが、近所の方にお宅のワンちゃん目の色がちょっと薄くない?と聞かれました。犬によって目の色が違ったりするんでしょうか?もし違ったりする場合は原因や改善方法とかありますか?」
確かに・・・一般の方からすればこのような疑問を持つ方もいるんですね。当犬舎の属する日本犬保存会では目の色素特に虹彩については厳しい見方があります。

子犬の頃は然程顕著に表れませんが、おおよそ6ヵ月を過ぎたあたりから目の虹彩が薄い犬、逆に真っ黒な犬と見分け出来るようになってきます。展覧会を目指す犬などは、ここで不自然な感じが見受けられたら諦める方も多くいます。
日頃の管理では食用の「竹墨」などをエサにトッピングして改善を目指す方もおりますし、当犬舎も過去に試していた経験もありますが効果は犬によって違いますね。

目の虹彩の濃さ薄さは完全に遺伝です。黒柴に多いとか、白柴には薄い犬が居ないとか耳にしたことがありますが毛色の影響よりも体の部分に現れる色素が関係しています。
例えば、目の虹彩に限らず色素の違いが見られる部分で直ぐに分かるのは、爪の色、口中の歯茎の色、肉球の色なども色素の特徴を現します。目の虹彩では圧倒的に「薄くなる」という特徴が現れます。どう違うかと言いますと、眼球にあります瞳孔またその周りの色とは日本犬保存会ではこのように規定されています。(下記、注釈)
「やや三角形で、目尻が少しつり上がった力のある奥目で、虹彩が黒色であったり、反対に淡い色あいのものは好ましくありません。 濃茶褐色が理想です。」
日本犬保存会の目に関する標準の説明ですが、意外にこの目の部分で展覧会を目指す犬がその道を諦めることは多々耳にします。当犬舎では過去に目の虹彩が薄くてダメだなと思った犬はおりませんが、やや明るい(薄い)と感じた犬はおりましたが展覧会では問題ありませんでした。

このメスは当犬舎の台メスとして繁殖しましたが、この子は目の色素、肉球の色素、爪の色、全てにおいてしっかりした色素がありました。このようなメスを繁殖の手本としていましたので、交配相手となるオスが多少色素が薄いなと思っても安心して子犬を産ませました。
私個人の意見ですが、遺伝要素はメスの特徴の方が割合オスより強い傾向があると思います。性格的なものは両親どちらの気配が遺伝するか微妙な部分がありますが、色素や毛の特徴など基礎的な部分は母親の遺伝の方が強いと感じています。
これらの意見は展覧会を目指す場合に限って考えることです。一般の飼い犬の方におきましては、色素が薄いから何か問題があるとかそういうことはありません。例えば目の虹彩が薄い犬は白内障や緑内症などになりやすいか?とか、視力の低下が早くなるかとか基本的に関係はないと存じます。そこの部分はどうぞご安心下さい。ただ、日本犬は遺伝が強く反映される犬種なので病気や疾患なども両親、先祖の特徴を引き継ぐことはよくある話なので、子犬を迎える時に専門知識を持っている方から譲って貰う際に両親を見せて貰ったり、成長過程での予測など教授して頂くこともあれば幸いと思います。

「現在、2歳になるオスの柴犬を飼っていますが、近所の方にお宅のワンちゃん目の色がちょっと薄くない?と聞かれました。犬によって目の色が違ったりするんでしょうか?もし違ったりする場合は原因や改善方法とかありますか?」
確かに・・・一般の方からすればこのような疑問を持つ方もいるんですね。当犬舎の属する日本犬保存会では目の色素特に虹彩については厳しい見方があります。
子犬の頃は然程顕著に表れませんが、おおよそ6ヵ月を過ぎたあたりから目の虹彩が薄い犬、逆に真っ黒な犬と見分け出来るようになってきます。展覧会を目指す犬などは、ここで不自然な感じが見受けられたら諦める方も多くいます。
日頃の管理では食用の「竹墨」などをエサにトッピングして改善を目指す方もおりますし、当犬舎も過去に試していた経験もありますが効果は犬によって違いますね。
目の虹彩の濃さ薄さは完全に遺伝です。黒柴に多いとか、白柴には薄い犬が居ないとか耳にしたことがありますが毛色の影響よりも体の部分に現れる色素が関係しています。
例えば、目の虹彩に限らず色素の違いが見られる部分で直ぐに分かるのは、爪の色、口中の歯茎の色、肉球の色なども色素の特徴を現します。目の虹彩では圧倒的に「薄くなる」という特徴が現れます。どう違うかと言いますと、眼球にあります瞳孔またその周りの色とは日本犬保存会ではこのように規定されています。(下記、注釈)
「やや三角形で、目尻が少しつり上がった力のある奥目で、虹彩が黒色であったり、反対に淡い色あいのものは好ましくありません。 濃茶褐色が理想です。」
日本犬保存会の目に関する標準の説明ですが、意外にこの目の部分で展覧会を目指す犬がその道を諦めることは多々耳にします。当犬舎では過去に目の虹彩が薄くてダメだなと思った犬はおりませんが、やや明るい(薄い)と感じた犬はおりましたが展覧会では問題ありませんでした。
このメスは当犬舎の台メスとして繁殖しましたが、この子は目の色素、肉球の色素、爪の色、全てにおいてしっかりした色素がありました。このようなメスを繁殖の手本としていましたので、交配相手となるオスが多少色素が薄いなと思っても安心して子犬を産ませました。
私個人の意見ですが、遺伝要素はメスの特徴の方が割合オスより強い傾向があると思います。性格的なものは両親どちらの気配が遺伝するか微妙な部分がありますが、色素や毛の特徴など基礎的な部分は母親の遺伝の方が強いと感じています。
これらの意見は展覧会を目指す場合に限って考えることです。一般の飼い犬の方におきましては、色素が薄いから何か問題があるとかそういうことはありません。例えば目の虹彩が薄い犬は白内障や緑内症などになりやすいか?とか、視力の低下が早くなるかとか基本的に関係はないと存じます。そこの部分はどうぞご安心下さい。ただ、日本犬は遺伝が強く反映される犬種なので病気や疾患なども両親、先祖の特徴を引き継ぐことはよくある話なので、子犬を迎える時に専門知識を持っている方から譲って貰う際に両親を見せて貰ったり、成長過程での予測など教授して頂くこともあれば幸いと思います。

Posted by 正法眼蔵荘 at 19:05
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