「御引き渡しの予定」・・・ありません。
「現況子犬の紹介」・・・ご紹介可能な子犬はおりません。
「現況出産予定犬」・・・ありません。

2016年05月29日

愛犬家

先日メールにて辛辣な内容の文章を頂きました。
犬を飼っている人で愛犬家を気取っている人が多いです。あなたもブログで綺麗事を言っていますが、ペットショップやブリーダーで子犬を購入するくらいなら殺処分を待っている可哀想な犬達を飼ってもいいんじゃないですか!
若干内容は中略していますが、この匿名の方のメールですがこのようなご指摘は正直三度目です。実はまだ返信はしていません。簡単に答えるような内容ではありませんし、私にもそういう考えがあながち間違いでは無いと思う部分もあります。

愛犬家


現在当犬舎では作出は行っていません。かれこれ一年半は出産もありませんし、今後もそのような予定はありません。しかし、以前は子犬を作出し、その子犬を販売していたことも事実です。
言い訳ではありませんが、当犬舎では生まれた子犬の命は責任持って新しい飼い主様にお譲りして来ました。飼育が困難と思われる方や愛育に適していないと感じた方に子犬を譲ったことは御座いません。生涯家族の一員として大事に飼われる方、またその飼育環境なども細かくヒアリングをし、アドバイスしたり意見を伝えたりして、飼育放棄をするような事の無い方に限り・・・と線を引いて来ました。
そんな方々が愛犬を捨てたりすることはありませんし、過去にそのような方を聞いたことがありません。なので、当犬舎で子犬を迎えられた方で犬を捨てるような方は絶対にいないと断言します。

愛犬家


当犬舎で子犬を迎えた方には一定の需要があります。それは、「子犬の頃から大切に飼育して、マナーなどもしっかり躾けて、生涯のパートナーとして大切に育てたい。」ということです。そのような方々が愛犬家であることに間違いはありませんが、では保健所で保護されている犬を飼いたかった?となるとそれは違うと思います。
人によって、「愛犬家」として犬を愛でる気持ちの角度が若干違うだけではないでしょうか?子犬の頃からの成長を見届けつつ家族でそれを楽しむ喜びを求める方も多くおられます。また逆に犬を飼うなら、保健所などで保護されている可哀想な犬を自分が飼うことで愛犬家として犬のためになりたいと思う方もいることでしょう。

愛犬家


犬を大事に思う気持ちとボランティアの精神を同じに計っては難しい部分があるかもしれません。保護されている犬にも色々あると思います。ブリーダーが飼育放棄して捨ててしまった犬や家庭で飼っていたが飼えない事情が出来て捨ててしまった、飼い犬が散歩中に脱走してしまった、野良犬同士が交配して生まれた犬など・・・色んな諸事情が重なり、保護されている犬が増えているのでしょう。

もちろん、そんな悲しい犬達を犬を飼うなら迎えればいいという考えは間違いではありません。しかし、24時間365日一緒に暮らす犬をペットショップやブリーダーでしっかり選んで気に入った犬を飼うことも間違いでは無いと思います。
慈善の心は人それぞれです。大事なことは、その慈善を人に押し付けたり違う考えを否定したり、それは違うことではないでしょう?常識から逸脱した飼育をしたり劣悪な環境で平然としているような飼い主やブリーダーなどに怒りをぶつけるのはまだしも、普通に愛玩犬として犬を飼っている人に愛犬家ではないとか言うのは如何なものでしょうか?またこの場にてはっきり申し上げますが、しっかりした意見や考えがあるならば別に匿名でメールしなくても構わないのではないでしょうか?匿名でのメールに関しましては個別に返信するつもりはありませんのでご覧でしたらご理解下さい。


愛犬家




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Posted by 正法眼蔵荘 at 19:05 │独り言

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