「御引き渡しの予定」・・・ありません。
「現況子犬の紹介」・・・ご紹介可能な子犬はおりません。
「現況出産予定犬」・・・ありません。

2015年12月10日

柴犬「こはる」

当犬舎の管理犬であった「こはる」は現在掛川市で元気に暮らしています。先住犬と仲良く穏やかに毎日を楽しんでいるそうです。先日、飼い主様からお便りが届きました。飼い主様は定期的に手紙で現状を伝えて下さり嬉しい限りです。

柴犬「こはる」


一緒に暮らしている先住犬はオスなのですが高齢なので交配などには至らず、それでもジャレあって仲良く遊んでいるとの事です。そんな「こはる」の子も今では子を産み、孫まで生まれて、血のつながりと年月が経つのを実感している次第です。

柴犬「こはる」


こはる」の母犬は私の身内が飼っていて、今年で9歳になりました。そんな当犬舎も日本犬保存会の会員に入会して今年で9年、来年は一つの区切りになるかなと思っています。
そんな意味の一つとして、犬の血統を重ねていくことは案外身近に感じます。この犬の世界で、作出に意欲的な人とそうでない人といます。言うならば、作出に拘っている方は徹底して自分の考えで血統を生み出そうと頑張ります。しかし、犬の展覧会で賞賛を浴びる犬など何分の一、いや何百分の一というレベルなのです。

柴犬「こはる」


こはる」も私のエゴで命を授かりました。エゴと言うと聞こえが悪いですが、母犬の血統を重視して同じ系統を持つ岡山県の有名犬に交配をお願いして、血を固める目的で作出した子犬ですので、生まれながらにして子を残す為に作った命なのです。

自分の研究心で命を生み出すという大儀は他人様から見てどう思われるか分かりません。でも無作為に適当な交配相手を選び、ただ産ませていい子犬が出れば喜び、ペット向けの子犬が出れば次は何にしようかな?と考える作出者よりかは多少救われるかもしれません。

当犬舎もいずれ管理犬の「さき」で作出をします。交配相手も決まっています。父の系統も、母の系統も当犬舎が9年掛けて系譜してきた血統です。命を生み出すことの重みをしっかり感じながら作出したいと考えていますし、来年の区切りの年に期待が持てる作出計画にしたいと思っています。その「さき」も「こはる」と同じ母犬、同じ祖母と重なっています。


柴犬「こはる」





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Posted by 正法眼蔵荘 at 19:05 │旅立った子犬

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