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「現況子犬の紹介」・・・ご紹介可能な子犬はおりません。
「現況出産予定犬」・・・ありません。

2016年03月03日

柴犬「しん君」

先日、「ふうチャン」と「しん君」が遊びに来て下さいました。この日は「しん君」の爪切りや肛門線絞りなどご要望がありました。オスの「しん君」は手足を触られるのが苦手で飼い主様の範疇ではなかなか難しいところがあり、そんな時は当犬舎がお手伝いさせて貰います。

前回の記事は下をクリックして下さい。


柴犬「しん君」


実は・・・当犬舎に寄せられる質問の多くに「体を触ったり、爪を切ろうとすると犬が嫌がって1人ではどうにもならないんです。」という内容がとても多くあります。
確かに犬によっては体を変に触れることを嫌うとか、爪切りを嫌がる、散歩から帰った時になかなか足を拭かせてくれない、耳の中を見ようと耳を触ると怒る・・・など、神経質な犬も多くおります。まして、大型犬など体重の重い犬は飼い主様1人で御すには相当な苦労があります。

今回、参考になるか分かりませんが当犬舎で1人の際に犬を御す方法を紹介したいと思います。あくまでも個人的なやり方なのでこれが正しいとか言う訳ではありませんのでご理解下さい。

柴犬「しん君」


まず自分の足に犬のリードを巻き、犬と人間の体を密着させます。当犬舎では隙間がないくらい近くで固定しています。

柴犬「しん君」


そのようにリードを足に巻いた状態で屈伸しますと、更に圧力が掛かって犬は頭が人間の足に固定されるようになります。

柴犬「しん君」


次に爪切りを行います。大抵この状態で何か犬に対し行おうとすると最初は強く抵抗はしません。この時に、犬が怒って噛もうとした際に安全な距離感や感覚をつかんで下さい。犬が怒るのは爪を切ろうとする時から切った瞬間に暴れたり興奮したりします。

柴犬「しん君」


画像のように「しん君」は爪に爪切りが引っかかった瞬間に暴れ始めました。しかし、前述の通り噛まれない位置を把握していますので私の手には口が届きません。また、暴れても嫌がっていますが足にリードを巻いているのでしっかり固定されていますので爪切りに影響はありません。
この方法なら非力な女性でも愛犬を御すことが簡単に出来ます。またこの方法ですと、両手が自由に使えることもメリットです。

柴犬「しん君」


爪切りも終わってスッキリした「しん君」です。暴れたりして嫌がるのも仕方ないことですが、それが終わればケロッとしていることが大抵ですね。獣医師では嫌がって暴れる犬を診察する時は助手やスタッフなど複数の人数で行いますので犬を固定して診察をすることは少ないですが、仮に1人で診察を行うとしたらそれなりの方法で固定しなくては診察は出来ません。
普段からご愛犬のお世話を行う飼い主様には様々なご苦労があると思います。色んな方法でご自身なりの良い方法を探してみて下さい。

柴犬「しん君」


飼い主様から「みかん」を頂きました。スタッフがこの時、丁度風邪を引いておりましたので大変有難かったです。いつもお心遣い賜り厚く御礼申し上げます。



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