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2015年12月20日

耳の病気

柴犬の特徴として、皮膚が敏感と云われています。後よく聞く話が、「立ち耳なのに炎症を起こしやすい。」ということです。確かに「立ち耳」の犬種は雑菌の繁殖が立ち耳でない犬より衛生的な感じがしますが、外耳炎・内耳炎を引き起こすことへの影響はそうなりやすい体質や遺伝的なものもあると思います。
当犬舎の経験ですが、耳の炎症を起こし易い犬は何度も外耳炎や内耳炎を繰り返す傾向があります。以前お預かりした「まる君」も、夏場に外耳炎となり今回11月にも同じ症状を起こしたようです。

以前「まる君」をお預かりした時の記事は下をクリックして下さい。


耳の病気


「まる君」を前回お預かりした時も実は耳の炎症が気になっていました。掛かり付けの獣医さんから処方されていたお薬を拝見しましたが、確かに抗生剤なのですが、獣医師の考えなのであまり否定出来ませんけど「まる君」の現症状では幾分弱いお薬と察しました。
外耳炎や内耳炎の処方は、炎症の部位や炎症の範囲、炎症の度合、菌の繁殖状態などを考察して、それにあった処置・診察・処方となります。

例えば、外耳炎ひとつでみても、炎症の程度がまだ軽く少し耳を痒がる程度であったり、炎症がやや強く耳の角度が腫れて傾いている状態で頻繁に耳を掻く状態とか、炎症がかなり悪化して耳の空洞が完全に閉じて膿も見られ犬が歩行の際にふらついたり食べ物を吐いたりする重度の場合もあります。
当犬舎では過去に訪ねて下さったご愛犬で、耳のそんな様々な状況を拝見させて頂きました。一番悪化されていた犬は、そのまま高度治療の行える動物病院を紹介し、直ぐに入院となったこともあります。

耳の病気



この日「まる君」の状況を拝見しまして、画像の通り炎症で耳が傾いています。早速当犬舎が使用しているお薬を患部に塗布してみました。小中程度の炎症であれば、この薬で十分効果があると思います。並行して飲み薬を与えてあげればきっと回復すると思いますが、それでも改善されない場合は獣医師を紹介させて頂くことに致しました。

耳の病気


当犬舎の経験ですが、耳の内部の炎症を引き起こし易い犬は遺伝的な要素も多々あると思います。基本的な体質というのも見た目では分からない遺伝的なものですし、それを子が引き継ぐことは当たり前の話なのかもしれません。柴犬は種の保存の為、近親交配が多くあります。血縁が濃ければ濃いほど、様々な特徴を強く引き継ぐ訳です。


耳の病気


「まる君」の飼い主様は隣町の久留米木で棚田稲作をされています。そこで収穫した稲からお米を精米し、画像のように商品にされています。今回ご好意で「お米」を頂きました!まだ炊いておりませんがきっと美味しいご飯になることでしょう。いつもお心遣い賜り感謝申し上げます。


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Posted by 正法眼蔵荘 at 19:05 │お知らせ

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