「御引き渡しの予定」・・・ありません。
「現況子犬の紹介」・・・ご紹介可能な子犬はおりません。
「現況出産予定犬」・・・ありません。
2016年05月02日
展覧会の難しさ
先月24日の話ですが、犬友の小川様と石黒様と中部連合展に参加しました。犬の展覧会としては今季、この展覧会のみ参加になりますが久しぶりの展覧会に参加して色々気づいたことを記述したいと思います。

日本犬保存会の主催する展覧会では数多くの出陳犬が「日本犬標準」に則って大変レベルの高い審査で順位を競います。そんな展覧会ですが、生年月日ごとにクラスが分かれ「幼犬」「若犬」「壮犬」「成犬」といった具合にそのクラスで入賞を決めます。
入賞の基準は出陳犬の3割となっており、例えばクラス20頭の出陳があれば上位6頭が入賞となります。一見、「3割って割と枠があるな。」と感じる方も多いと思いますが、とんでもありません!この3割こそ大変難しいものなのです。

何故かと言いますと、まず犬の展覧会では「幼犬」で活躍出来なかった犬や、「若犬」クラスで結果の出なかった犬などは展覧会を諦めて引退します。これにより、年を重ねるごとにどんどん犬のレベルが上がって来ます。
また、幼い頃はパッとしなかった犬が壮犬クラスくらいからいきなり良くなって遅咲きデビューをする犬もあります。こうして、「壮犬」「成犬」のクラスは狭き門をくぐり抜けた犬達が数多く集まりますので出陳のレベル自体が若犬などのクラスより一層高い訳です。
ここら辺は人間と同じと思って下さい。例えばスポーツなどの大会で、中学の時には常に大会上位で活躍していたけど、高校になったらなかなか通用しないとか、市内の大会や県の大会では上位に入るが地区大会や全国大会では予選すらままならない・・・とか、犬の世界も同じです。
犬の大会では更に小型犬・中型犬の「壮犬」「成犬」の上位少数犬で総合審査である「本部賞」を受賞する審査もあります。これは大会全出陳頭数の約3%の数しかありません。この「本部賞」を目指すことは一般の趣味で参加されている方にはまず縁の少ない賞であり、多くの出陳犬を所有している犬のプロやそれに近い方などしか獲得する事が難しい栄えある賞であります。

犬の世界では多くの方々が色んな目標をもって臨んでいます。しかし、まず出陳するクラスで入賞を果たす事が一番のハードルかもしれません。簡単に言えば、会場に参加される方の7割の人数がそれを達成出来ないという事ですし、それが毎回続けば心も折れてくるかもしれません。逆に、毎回入賞を続けていくという事はその犬のレベルは相当高いとも言えます。
今回、犬友の小川様のご愛犬「てん君」も若犬期から今回までおおよそ常に上位入賞を続けている1頭です。日々の管理も大変ですが、犬のポテンシャルにも感謝しなくてはなりませんね。当犬舎も過去には数多くの優秀犬を輩出しましたが、作出を止めてもうじき2年になります。
今後も犬の作出の予定はありませんが、犬友のもとで生まれる当犬舎の後継犬の応援を続けて行こうと思っています。

日本犬保存会の主催する展覧会では数多くの出陳犬が「日本犬標準」に則って大変レベルの高い審査で順位を競います。そんな展覧会ですが、生年月日ごとにクラスが分かれ「幼犬」「若犬」「壮犬」「成犬」といった具合にそのクラスで入賞を決めます。
入賞の基準は出陳犬の3割となっており、例えばクラス20頭の出陳があれば上位6頭が入賞となります。一見、「3割って割と枠があるな。」と感じる方も多いと思いますが、とんでもありません!この3割こそ大変難しいものなのです。
何故かと言いますと、まず犬の展覧会では「幼犬」で活躍出来なかった犬や、「若犬」クラスで結果の出なかった犬などは展覧会を諦めて引退します。これにより、年を重ねるごとにどんどん犬のレベルが上がって来ます。
また、幼い頃はパッとしなかった犬が壮犬クラスくらいからいきなり良くなって遅咲きデビューをする犬もあります。こうして、「壮犬」「成犬」のクラスは狭き門をくぐり抜けた犬達が数多く集まりますので出陳のレベル自体が若犬などのクラスより一層高い訳です。
ここら辺は人間と同じと思って下さい。例えばスポーツなどの大会で、中学の時には常に大会上位で活躍していたけど、高校になったらなかなか通用しないとか、市内の大会や県の大会では上位に入るが地区大会や全国大会では予選すらままならない・・・とか、犬の世界も同じです。
犬の大会では更に小型犬・中型犬の「壮犬」「成犬」の上位少数犬で総合審査である「本部賞」を受賞する審査もあります。これは大会全出陳頭数の約3%の数しかありません。この「本部賞」を目指すことは一般の趣味で参加されている方にはまず縁の少ない賞であり、多くの出陳犬を所有している犬のプロやそれに近い方などしか獲得する事が難しい栄えある賞であります。

犬の世界では多くの方々が色んな目標をもって臨んでいます。しかし、まず出陳するクラスで入賞を果たす事が一番のハードルかもしれません。簡単に言えば、会場に参加される方の7割の人数がそれを達成出来ないという事ですし、それが毎回続けば心も折れてくるかもしれません。逆に、毎回入賞を続けていくという事はその犬のレベルは相当高いとも言えます。
今回、犬友の小川様のご愛犬「てん君」も若犬期から今回までおおよそ常に上位入賞を続けている1頭です。日々の管理も大変ですが、犬のポテンシャルにも感謝しなくてはなりませんね。当犬舎も過去には数多くの優秀犬を輩出しましたが、作出を止めてもうじき2年になります。
今後も犬の作出の予定はありませんが、犬友のもとで生まれる当犬舎の後継犬の応援を続けて行こうと思っています。

Posted by 正法眼蔵荘 at 19:05
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