「御引き渡しの予定」・・・ありません。
「現況子犬の紹介」・・・ご紹介可能な子犬はおりません。
「現況出産予定犬」・・・ありません。

2013年01月03日

豆柴について


昨日オーナーメールにてご質問下さった「若ちこサン」(実名では無いと思いますが)返信してもエラーになります。冷やかしのおつもりか真面目にか私には量りかねますが、豆柴については他にも質問を受け回答を求められたことがありますのでいい機会ですし、少し触れてみたいと思います。

豆柴について


画像の犬は当犬舎に一時期在籍していた身体の小さなメス犬でした。この犬を「豆柴」として売っても、恐らく豆柴と思われることでしょう。
※当犬舎で生まれた犬ではありません。諸事情により飼育しておりました。画像は生後7ヶ月の犬体で体高29㎝しかありませんでした。通常の柴犬メスですと、この時点で最低でも35㎝は欲しいものです。

私は基本的に豆柴が「いい」とか「いけない」とか意見する立場ではありません。しかし、この犬のように標準を下回る大きさの柴犬は必ず無償でお譲りするようにしています。

当法人の方針は代表である加藤が決めることですが、犬舎の運営を任せれている私は現場(犬舎)で豆柴をお求めのお客様には一切対応はしないようにしています。それは私が「日本犬保存会」の会員だからです。
豆柴を否定も肯定も致しませんが、私が所属する会は豆柴を認めておりません。詳しくは分りませんが、恐らく日本犬保存会の会員の方が積極的に豆柴の販売をしていることはないと思います。「続きを読む」にて日本犬保存会の豆柴に関する解釈を転記しておきますので参考までご覧下さい。 今田



~「日本犬保存会」における解釈~

豆柴、小柴及びそれらの類似名称犬について

日本犬保存会では「豆柴」と明記した血統書は発行していません柴犬の標準体高は昭和9年(1934年)9月に制定されました。雄犬の標準体高は39.5cmで38cmから41cmの幅を認めています。
雌犬は36.5cmで35cmから38cmの幅を認めています。(体重は雄は9kgから11kg前後、雌は7kgから9kg前後です。)
昭和初期の頃、絶滅寸前になっていた日本犬を残そうとして全国各地において地の犬の調査を行い、残存した優秀犬や犬に関する文献などを参考にして小型犬(柴犬)、中型犬(紀州犬・四国犬・甲斐犬・北海道犬)、大型犬(秋田犬)の三型に分類して保存することにしました。
以来現在に至るまで、柴犬の体高は理想的なものとして守られ定着しています。ところが十数年前の頃より豆柴・小柴あるいはミニ柴等という名前を聞くようになりました。柴犬の実体を知らない人達の間で豆柴という言葉が先行しているきらいがありますが、犬の体格というものは人為的に比較的容易に変えられるもので洋犬種の中にはミニ化された犬種が結構みられます。これらと同様な考えで柴犬を矮化し小さくするという行為は柴犬を正しい姿で固定化し、後世に伝えるという本会の主旨を根底から覆すもので、柴犬が持つ日本犬としての本来の姿を否定するものです。
そしてこれらの豆柴と称される犬達があたかも希少種であるかのように、一部では広告され喧伝されていて、柴犬のことを深く知らない方々から問い合わせや苦情も寄せられています。これらのものは本会が定めた日本犬標準、登録規定に反し、尚かつ日本犬の血統をも混乱させるもので、規格外の体高不足犬ということで日本犬保存会として公認することはありません。


同じカテゴリー(お知らせ)の記事
友人のブログの紹介
友人のブログの紹介(2019-05-14 21:52)

お知らせ
お知らせ(2018-06-26 19:05)

「まき」の出産
「まき」の出産(2018-04-20 15:05)

お知らせ
お知らせ(2018-02-10 08:29)

新年のご挨拶
新年のご挨拶(2018-01-01 00:01)


Posted by 正法眼蔵荘 at 20:18 │お知らせ

削除
豆柴について