耳のケア

正法眼蔵荘

2016年02月23日 19:05

当犬舎に限らず柴犬の病気で多い「中耳炎」ですが、お客様もこの耳の病気でお悩みの方は大勢おります。柴犬は立ち耳なので、耳の内部の炎症などは少ないと思われがちですが、遺伝的な要素も多く案外発症する犬が多くいますね。



以前紹介した「まる君」ですが、耳の炎症が酷くなるとこのように内耳が腫れて外からはこんな感じに見えます。しかもこの病気がやっかいなのは慢性的に発症しやすいということです。
当犬舎では過去にこのような中耳炎を起こした犬がおり、常に抗生物質のクリームを準備してあります。それでも普段からこの病気を予防することは出来ないかな?と色々考えていました。



画像は「ノルバサン・オチック」というトリートメントでネット通販で購入しています。このアイテムを管理犬に試すようになって2年、一度も炎症を起こした犬はおりません。皆様全ての犬に合うかどうかそれは分かりませんが、当犬舎では現在無くてはならないマストアイテムになっています。使い方も簡単で以下の要領で週に1度ほどケアしてあげるだけで十分です!



①まず、耳の内部にこのトリートメントを直接点耳します。商品の先が、押せば内液が出てくるようになっています。



②点耳後、耳を指で押さえてグリグリと押し込むように馴染ませます。



③一旦、耳の中の垢などを外に出す為にも、首を振らせてあげます。



④その後、耳の中をコットンなどで綺麗に拭いてあげます。


たったこれだけで終わりです。所要時間も1~2分しか掛かりません。週に一度行うだけで、耳の中は常に清潔で耳垢なども仮にあっても簡単に取り除くことが出来ます。このお陰で、耳の炎症を起こし易い管理犬も一切中耳炎などになることはありませんでした。耳の病気は、特に夏場雑菌の繁殖が多い多湿な環境では一気に悪化し、脳に近い場所なので危険な病気になりえる可能性もあるので常にケアしてあげたいと思います。





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