パンはダメ??

正法眼蔵荘

2015年09月21日 19:05

先日、当犬舎を旅立った「まめ男くん」のご家族様から質問がありました。「パンが好きでたまに食べさすのだけど、知り合いがパンは与えてはいけないと言うのですがどうなんでしょう?」との事でした。



確かにそれは事実です。普通の食パンには塩分・糖分・脂質が多く、また菓子パンなどは更にその上をいきます。でも、家庭犬でパンを与える方は大変多くおります。恐らく獣医師も「あまり沢山食べては考え物ですが、少しの量なら別に構わないですよ。」と仰る方もいるかもしれません。

しかし、高齢犬でエサの食いが悪い犬には必要な炭水化物と脂質が補えるのでドライフードの代わりにパンを与えてもいいと言う獣医師もいると思います。
当犬舎ではやはりドライフードの食いが悪い犬が展覧会を目指して調整したりする時は、食パンを焼いて与えた事も過去に経験しています。ビタミンなどの栄養はドライフードには足りませんが、太みを付けたいとか、状態を上げたいとか、そんな時に脂質の豊富な炭水化物として焼いたパンは効果的と思っています。



エサの食いが悪い高齢犬には効果があると記述しましたが、他にも色んな方法がありますので別にこれがいいと推薦している訳ではありません。当犬舎の知人のご愛犬が高齢でフードを殆ど食べなくなった時に、焼いたパンにヤギミルクを浸して食事としていたと聞きました。それなりに効果があったようです。
食パンは一般のご家庭の食卓にあることが多い食品なのでついつい犬に与えたりすることが多いと思います。普通に健康で暮らして、ドライフードをしっかり食べているご愛犬にはあまり与えない方がいいと思います。菓子パンは論外です・・・。

ここ何年間で食物アレルギーの話をよく耳にします。人間はもとい、犬にも多く色んな食べ物から反応が見られるケースが多いようです。動物病院で血液検査を受ければ直ぐに分かるようですが、生まれ持った体質以外にも子犬の頃に与えた食べ物から発症することもあるそうです。
当犬舎の管理犬はまず基本ドックフードがメインの食事なので、お陰でアレルギー体質の犬はおりません。でも本当に色んな方々のご意見を伺っていますとアレルギーの多さにビックリします。これからはドックフードも各アレルギーに対応した色んな種類の商品が出てくるような気がします。





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