管理犬「ジロー」
穏やかな休日の合間に管理犬「ジロー」と遊ぶの癒されます。この引佐犬舎で暮らすようになって「ジロー」と何年の付き合いになることでしょう。現在の当犬舎があるのも「ジロー」のお陰で、この犬の子や孫達、何頭もの犬が展覧会で活躍しました。本部賞犬・完成犬・一席受賞犬・入賞犬・そして愛玩犬も良い子ばかりです。
今年は犬友のご依頼で1頭のみ交配をしました。年齢を考えて、交配は出来るだけ「まる」を使うようにしています。まだまだ種オスとしては現役ですが、出来るだけ交配頭数を制限してあげたいと思っています。
「ジロー」が賢くて助かることは、大体の言葉の意味を理解してくれることです。もちろん、犬なので言葉を理解することなどは出来ません。しかし、私が発する言葉を感覚で理解して行動していることは事実です。ハウスから外へ出して、サークルに入って欲しい時も「ジロー、こっち。」と言えば、まっしぐらにサークルに入り、「ジロー、お家。」と言えば、遊んでいても直ぐにハウスへ入っております。
展覧会で活躍していた頃の「ジロー」です。性格は若い時から変わりません。人懐っこいのですが、嫌いな人間には絶対近寄りません。メスには興味旺盛ですがオスに対しては警戒します。
誰も居ない広い公園で自由運動をさせた時も、呼び戻しは完璧でした。拾い食いも絶対にしませんし、無駄吠えも滅多にありません。エサも残さずしっかり食べます。病気で無い限り、ハウスを汚したこともありません。
「飼い易い犬」という表現が正にマッチしています。そんな「ジロー」の子供達も、その性格を受け継いでいる子が多いですね。毎年、暮れの時期が近づくと「ジロー」には心の中で感謝をしています。いい事も、悪い事も、この引佐犬舎でずっと見守ってくれたのは「ジロー」ですからね。
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