子犬の顔の変化
今回は簡単な投稿です。知人が「子犬の顔が一定の時期から崩れるって何ですか?」と疑問を持っておりました。ペットショップで見かけるあのかわいい丸々とした可愛い顔がある時期くらいから顔の形が崩れたように変に見えてしまうことです。
子犬は顔のパーツが全部一緒に大きくなるタイプの犬と、耳が先に発達したり、口吻が異様に大きく誇張するかのように成長したり、頬がなかなか成長せずげっそりした顔に見えたり、パーツごとに成長に違いがある場合があります。
もちろん、生後4~5ヵ月くらいで成長は均一され綺麗な大人の顔に近くなってきますが、それを「あれっ、子犬の頃と顔つきが全然違う。子犬選びに失敗したかな?」と勘違いする方もおられます。
この子の顔が崩れた際に一番顕著に判る状態です。まず、耳が誇張されてますね。口吻も細く長くまとまりがありません。尻尾の毛など寂しいものです。子犬の時から若犬に成長する過程でこんな感じに崩れます。
まだ完全に大人の顔ではありませんが先ほどの崩れた子犬が生後7ヵ月になった時の画像ですね。元々、吻がやや細い感じの犬なので面影が残っていますが成長するとこうも変わります。
子犬は逆のケースもあって、子犬の頃と成長した顔と全然面影がなく展覧会に期待していた子犬がそのまま世に出ずに埋もれてしまうなんてことは決して珍しくありません。
とにかく大概に言えることですが、生後60日から120日までくらいの期間は成長変化が著しい期間です。その状態を見て一喜一憂せずに若犬に成長するまでは長い目で見てあげて下さい。中には2~3歳で輪郭が完成する晩成型の柴犬もおります。
関連記事