柴犬「もっくん」

正法眼蔵荘

2016年08月11日 19:05

先週の異常な暑さで多くの方々が熱中症で搬送されたり、浜松も最高気温37度と当犬舎も近年に経験したことの無い猛暑でした。先日、そんな暑いなか細江町より「もっくん」が飼い主様と訪れて下さいました。
生憎、この日は私所用で留守にしておりスタッフが代わって対応させて頂きました。5ヶ月ぶりの「もっくん」でしたが、やはりこの暑さの影響もあるようでした。

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2016/02/20




本当はシャンプーもお願いされていたのですが、前述私は朝から出掛けており申し訳ありませんでした。ちなみにこの日は少し暑さも引いておりましたが、それでも日中は34度ありました。
最近、「耳を痒がる」とのことでスタッフが拝見しましたが、間違いなく炎症を起こしておりました。スタッフでも応急処置やケアの仕方の説明など対応は出来ますが、「もっくん」は近所の獣医さんに定期健診、爪のカット、肛門線絞りなど全てお任せにされていると聞いていましたので、炎症の度合いなどを飼い主様にお伝えし、そのまま病院で診察を受けることになりました。






右耳の炎症は軽度なものだったようですが、痒がる仕草が多いので飼い主様に伺いましたところ頻繁になるとの事でした。柴犬は個体差もありますが、耳の弱い犬は定期的に炎症を繰り返す傾向があります。
理由は体質が多いですが、当犬舎の経験ではこの体質は遺伝によるところが多いと感じています。しかし、日々のケアをしっかり行っていれば予防は十分に可能です。以前の記事にも投稿しましたが、当犬舎でも「まる」が耳の炎症を起こした際にそれ以降点耳のトリートメントを週に一度行いケアしています。






皆様にも是非注意して観察して頂きたいと思いますが、耳の炎症の初期症状は順に「耳を掻く」「頭はよく左右に振る」「耳が傾く」などです。この症状が見られたら初期又は中期の内・外耳炎であります。
症状が悪化しますと、「エサを食べない」「吐く」「耳の見える箇所が汚れている」「歩行がふらつく」など顕著に見られます。そこまで行くと、初期と違って診察方法も変わってきます。注射や抗生物質の投与、患部への直接的な処置と犬にも負担が掛かります。そうなる前に初期症状の段階で診察を受ければ点耳薬だけで済む場合もありますので、特にこの夏場はなりやすいので注意して観察したら良いかと存じます。



飼い主様より「なし」を頂きました。帰宅後、すぐに頂きましたがとても甘くて最近食べた梨では一番美味しかったです。いつもお心遣い賜り御礼申し上げます。

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