停留精巣

正法眼蔵荘

2015年01月11日 19:05

昨年の暮れに当犬舎に立ち寄って下さった方のお話しを引用して紹介します。その方は、ご愛犬を若くに亡くされ「ペットロス」で悩んでおられました。亡くなられた原因は悪性の腫瘍によるもので、恐らく「停留精巣」または「停留睾丸」だと思います。

小型犬に多くみられ、オス犬の病気です。個体差、犬種によって違いはありますが、概ねオス犬は生後半年以降に睾丸が順に2個ほど陰のうに下りてきます。当犬舎でオス犬をご所有の方々に対し、まず睾丸のチェックを基本行います。
遅くとも1歳までには完全に下りて来なければ獣医師への診察をお勧めします。過去にそのような事がなく、経験も無い為、詳しい内容までは判りませんので詳しくは下記URLをクリックしてみて下さい。

停留精巣




腹部で睾丸が停留してしますと悪性の腫瘍になるケースが高くなります。そうならない為にも去勢手術をすることが一番のようです。もちろんこの病気は犬だけでなく人間にも多いものです。
普段、飼い犬の陰部を触る方は少ないと思いますが、オス犬を飼われている方は獣医師の定期健診やご自身で触診しながら睾丸が正常かどうか確かめることをお勧めします。

また、オス犬に限らずメス犬も陰部から「おりもの」が出ていると子宮蓄膿などの疑いもありますので、綺麗な部分ではありませんが陰部もチェックすることは大事な習慣だと思います。







久々の「りゅう」です。




「けい」さんのブログ(クリック)であまりにも可愛く撮れているので思わず貼ってみました。新年を迎えた「りゅう」のひとコマでした・・・。
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