嬉しい知らせ

正法眼蔵荘

2014年02月02日 19:05

先日投稿しました三重県のご家族の愛玩犬「のんチャン」が「りゅう」の子を宿しておりました!!ご家族から1月31日にご連絡を頂き無事に受胎している報告を受けました。

前回の妊娠かな?と感じた記事は下をクリックして下さい。
2014/01/27




ご家族が今回の交配を少しでも慣らす為に出掛けた二度目の長野旅行の時の「りゅう」と「のんチャン」の様子です。こんな努力の甲斐もあって、下の画像をご覧下さい!



赤い線が頭部から背中にかけてのレントゲンで撮影した胎児の様子です。画像を見る限りしっかりした骨格ですので間違いなく確実に胎児だと思います。まずは、本当におめでとうございます!!

と、なれば早速出産に向けての準備をしなくてはいけません。人も犬も産前の環境作りはとても大切ですし、まして初めて出産に立ち会う訳ですから当犬舎もキッチリとアドバイス致します。



すぐに産床の画像を送って貰いましたが、さすがにこれはNGです・・・犬には野生の習性で穴を掘って、そこに子犬を産み落とすことからも産床は部屋の温度さえ気をつければ画像のようなフリースでなくても新聞紙で十分です。
子犬を産んだ後も、母犬は一定の期間は出血もします。雑菌などの感染も考慮して、一日二回くらい新聞紙を取り換えれば至って衛生的です。



この様に変更して頂きました!後は周りを段ボールで囲って、もう少し新聞紙を敷いて出来れば手で短冊のようにちぎった新聞紙も入れておくと尚良いでしょう。後、出来れば給餌は産床とは別の場所、給水はペットボトルの固定タイプがいいです。とにかく、陣痛前は犬が産床の中で色んな動きをしますので足もとに物がない方が理想ですね。

自宅で出産をさせる方に対し、過去多くの方々にアドバイスをさせて頂きました。今までは事故もなく無事に皆さん出産、育児までご経験されました。皆さん全員が、「命」という物の重さを感じたと仰います。
当犬舎は滅多に出来ない経験である犬の出産に関して必ず一言だけアドバイスをします。「産まれた子犬は必ず知人の方などに事前から声を掛けて里親を探しておいて下さい!」生き物ですから、産んで育てた後のケアも大事な事です。でなければ出産はさせない方がいいと思っています。

ただ、今回「のんチャン」のご家族はアドバイス通り色んな方々に声をお掛けになったそうですが、1頭だったので皆さんに残念がられたそうです。でも、まずは無事に出産させてからお祝いの言葉を改めて贈りたいと思います。




関連記事